「クッキーうめぇ!」
支給品の焼き菓子に舌鼓を打っているのは涼子さんである。
彼女は先ほど頂いたなぞちゃんの支給品に入っていたクッキーを
三時のおやつとしてバリボリ食べていたのだ。
「うーん、この柔らかな味わいと手作り感溢れるクマさんが
殺し合いによって荒んだ私の心を癒してくれるぜぃ〜」
涼子さんご満悦である。
だが、涼子さんの顔が一転不満そうな表情へと変わる。
「でも、できればゼリーが欲しかったなー」
涼子さんの好物はゼリーである。
彼女、ゼリーには目が無く、「俺、この仕事が終わったらゼリー食うんだ!」
と無駄に死亡フラグを立てるほどの入れ込みようなのだ。
「このたこ焼きもおいしいんだけどねー。生憎、冷えちゃってるからなー」
涼子さん、今度はたこ焼きを取り出して食しているが、やはり不満顔だ。
「たこ焼きはやっぱりホクホクじゃないと駄目だよねぇ。
できれば、温めてから食べたいとこだけど……」
そこで、涼子さんはハっとする。
「そうだ!商店街!ここならレンジくらいあるはずじゃない!」
ホクホクのたこ焼きが食べられそうな可能性を見つけて、目を輝かせる涼子さん。
「いや……それだけじゃないぞ!?
もしかしたら、商店街にはゼリーもあるかも!?
いや、きっとあるに違いない!!」
ホクホクのたこ焼きだけでなくゼリーまで食べれるかもしれないと、
期待を膨らませる涼子さん。
彼女のテンションはうなぎ上りに上がっていく。
「よっしゃあぁぁぁ〜〜〜〜!!ホクホクのたこ焼きとゼリーが
私を待ってるぜぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!!」
ハイテンションとなった涼子さんは歓喜の雄叫びを上げながら商店街へと向かっていくのだった。
……ちなみに、僅かばかりに探してみようと思っていた妹のことは、食欲に押し出されて
忘れ去っていた。
【B−2:X4Y4/花畑/1日目:午後】
【天崎涼子@BlankBlood】
[状態]:小疲労、左腕に中程度の切り傷(水とハンカチで処置済み)
[装備]:ルカの双刀(一本)@ボーパルラビット
[道具]:デイパック、支給品一式×4(食料のみ23食分)
エリーシアの剣@SILENTDESIREシリーズ
防犯用カラーボール(赤)x1@現実世界
ライトノベル@一日巫女
怪しい本@怪盗少女
カザネの髪留め@まじはーど
銘酒「千夜一夜」@○○少女、
眼力拡大目薬×3@リョナラークエスト
油性マジック『ドルバッキー(黒)』@現実世界(新品、ペン先は太い)
たこ焼きx1@まじはーど(冷えてる)
運命の首飾り@アストラガロマンシー
[基本]:一人で行動したい。我が身に降りかかる火の粉は払う。結構気まぐれ。
でも目の前で人が死ぬと後味が悪いから守る。
[思考・状況]
1.お宝を探す
2.商店街に行き、ゼリーを探す
3.商店街に行き、たこ焼きをレンジでチンする
4.モンスターとその仲間を警戒
※運命の首飾りの用途に気づいていません。
※ナビィ、クリス、明空、伊予那、なぞちゃん、エリナをモンスター、
もしくはモンスターの仲間だと思っています。
※クマさんクッキーは全部平らげました。
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